たまに家族が揃って外出しようとなると、娘たちの身支度に散々待たされてしまうことがある。旅行に行くわけでもないから、普段着でもいいよ、と言っても
「お化粧くらいさせて」と、もう玄関で靴を履いて待っている私たちのことなど気にもとめてなく、普通で1時間、遅ければ午前中かけて身支度を整える。
 それなので、片道何時間もかけて行くような場所は、前日から支度してもらうか、起床時間を早めてもらうしか方法がない。何しろ髪を洗うところから始まって、髪をカーラーなどでセットする時間、お化粧はアイライナーやつけまつげなど、私たちの年代では使わなかったような小道具がお店のように広げられ、私たちは待ち時間の過ごし方を学ぶはめになる。
 勿論、私も若い頃はあったし、お化粧を念入りにして、素敵な人が突然現れてもいいように(?)心も整えていた。実際そんな出会いはなかったが。けれど、今のお化粧品のバラエティーには私がついていけていないのは感じてしまう。
 3女は「カラーコンタクトがなければ、もう生きていけない」というし、末っ子は引っ越しでもするのか、とみんなに言われるほどの思いかばんを持ち歩いている。長女は服が部屋にもう収まりきらず、行先に合わせたコーディネートに余念がない。 そんなことをわかっていて、今日も一緒に出かける家族である。ミュゼ 効果